グラフィックデザイン概論とは
グラフィックデザイン概論は、東京大学で2014年から開講されている講義です。
近年、デザインはコモディティ化し、デザイナー以外にも開かれるようになりました。
文化的に豊かであることや、ビジネスを最適化するために、様々な人々がデザインを用いるべきであることに気付き始めたのです。
そういった時代背景の中、東京大学の学生がデザインをリテラシーとして身につけ、それによってデザインの未踏領域で新たな価値を創造してほしい。そんな思いを持った講義です。
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授業紹介
第1回グラフィックデザイン史
グラフィックデザインの歴史的文脈を踏まえることで、現代のグラフィックデザインのデジタル中心・機能性重視という特徴を浮き彫りにしていきました。
具体的には、産業革命後のヨーロッパで台頭したアーツ・アンド・クラフツ運動を紹介し、その後20世紀ドイツを中心とした活字文化や美術工芸学校バウハウスの誕生など、より実用性の高くシンプルなデザインが発展する様子を学びました。さらに大戦期のプロパガンダとデザインの関連性や、戦後の広告についても注目しました。
第2回色・配置
色の色相・明度・彩度といった三属性や、色が与える心理的効果を理解し、色相環の中での色の関係性について紹介しました。さらに、色が社会の中でどのように使用されているかを観察する中で、用途に合わせた配色ができるようになりました。
配置については、近接・整列・反復・コントラストといったデザインの4原則やプレグナンツ法則など、配置の工夫による視覚的な効果や情報の優先順位について学びました。また、文字の配置としてカーニングにも触れました。
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学生の作品
グラフィックデザイン概論では毎年、最終週に学生に実際に手を動かしてWebサイトやアプリのUIなどの制作体験を通して授業の実践を行っています。ここでは、本年度の作品をギャラリー形式で紹介します。
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ワークショップについて
駒場祭期間中に講師によるワークショップを行います。
グラフィックデザイン概論の中で実際に扱われる題材にゲーム形式で触れられます。
グラフィックデザイン概論をとろうか迷っている学生の方、あるいは東大でもユニークなこの授業がどんなもんなのか気になる方、どなたでもご自由にお越しください!(予約制ですが、飛び入り参加も歓迎いたします。)
日時
11月23日
14:00-15:00
“伝わりづらい”をデザインの力で”伝わる”に(講師保田)
場所
Zoom上で行います。
リンクは予約された方に直接メールでお送りいたします。
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お問い合わせ
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